がんばれ!はるみちゃん

32年間、たったひとつの願いは”かあちゃんとくらしたい”でした。

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 障がいの種別と程度をこえたすべての障がい者が、仲間として助け合い、励ましあって働ける場をつくりたい。

 そんな思いから障がいをもつ方々の自立支援を行っている NPO法人「まんまる」が、利用者のひとりを主人公にした絵本を自費出版しました。

 「はるみちゃん」の長くてつらい施設での生活と、ふるさとで家族と暮らすことのできるよろこびを、あたたかい挿絵とともに感じていただければと思います。

「がんばれはるみちゃん」

 著者 NPO法人まんまる 施設長 本間義信

 絵  ずこり

 価格 1,500円(税込)

     ※送料はご負担くださいますようお願いいたします。

■お問い合わせ■

NPO法人まんまる

 〒999-1363 山形県西置賜郡小国町大字小国小坂町475-1

 TEL/FAX 0238-62-5802  E-mail manmaru@ic-net.or.jp

「思い」を推測

NPO法人まんまるが開設しているグループホーム

毎週月曜日に、担当職員会議を行っている。

その中で、「土曜日の休日に気になる行動があった」と報告があった。

内容は、「用事もないのにアスモに行った。」ということ。

 アスモに行くことは何も問題はないのだが、何の用事があったのかということ。職員からは、「何も用事はないはず」。

 いつも思うのだが、障がいのある方の特異な行動のひとつ。

 長年、障がい福祉にかかわってきたが、平成18年施行になった障害者自立支援法が、障害のある方たちにとって大きな転機となった。

 基本的な内容は「施設を出て地域で暮らす」でした。

 長年施設で暮らしていた障害のある方たちが、地域の空き家などを活用したグループホームで生活するというものです。

 もちろん。在宅生活が限界になってきたという障害のある方も利用するグループホームです。

 何年か前に、講演会があり、その後の分科会の座長をしたことがありましたが、その時に話し合ったテーマがまさにことことから出てくる大きな課題でした。

 それは、参加者から出たのですが、「私は現在、グループホームの世話人をやっていますが、一番の悩みは余暇時間をどうしたらいいかです。」ということでした。

 この問題は、全国のグループホームが抱える最大の課題の一つです。というのは、これまで施設暮らしをしていた方にとって、土日や休日は「何もしないで自室にいるのが当たり前でした。

 どこの施設でも、休日は平日よりも職員数がすくないのは当たり前でした。ですから何かの行事等については、平日の職員がたくさんいる(平日と比べてですが)時に行っているはずです。

 そんな生活を長くしてきた職員にとって、小規模の定員が5~6人のグループホームの職員になると、これまで「今度の日曜日は休日出勤になった」程度でしたが、グループホームの職員になると、障がいのどちらかと言えば「軽い方」が利用する「小規模施設」なので、土日はどうしたらいいのかと、考えてしまうのです。

 もちろん、職員は基本的には土日や祝日は勤務は休みです。

 大規模施設であれば、施設内に職員がだれもいないと言うのはありえませんが、グループホームは休日等は職員がいないのが当たり前です。そうすると、食事はどうしたらいいのか、余暇時間をどうしたらいいのかと悩んでしまうのです。

 小国町のNPO法人まんまるが開設するグループホームは5ヶ所ありますが、平日は当番制にして食事づくりも利用者が職員と一緒にやっています。つまり「平日は、食事づくりの練習をして休日は自分たちでやってみよう」という考え方です。

 簡単には行かないので、開設当初は、土日などの休日は当たり前のように「様子を見に」行っていました。そして、様々な所に連れて行きました。まさに余暇時間を一緒に過ごしていました。

 今回は、まさに暇だから「ぷらーっとアスモに行った」ということだけなのでしょう。しかし、そこには本人もよくわかっていないのでしょうが、何か求めるものがあったと思います。

 「土日、退屈だから何かしたい」というような、、、、、。

 報告があった月曜日、午後から早速、本人と世話人を連れ出して、海に連れて行って遊んできました。最初から世話人と打ち合わせをして、「アスモに何しに行ったんだ」ということは一切言わないようにしようと出かけました。

 自分で考え、自分から言い出さなければ何も変わらないと考えたからです。

 私の思いは、どんな障がいがあっても自分らしく生きてほしい。です。

 「暇だから、〇〇に行ってふらふらしている」なんで行動はとってほしくない。と思っています。

「もっと自分らしく生きてほしい」と願うだけです。

三番目のホームほしい

 いま、NPO法人まんまるでは、「共生ホームおひさま」という、空き家を活用した「小さな老人ホーム」を開設しています。

 住み慣れた地域で、できるだけ、その地域で暮らしてほしいという思いから開設しています。

 在宅生活のサポートをしながら、自宅で生活していただき、どうしても限界になったら「住むところ、泊まるところ、部屋があるから」どうぞ。

 というのが「おひさま」です。

 ところが、岩井沢ホーム 空き室1室、幸町ホーム 満床という状況です。高齢化が進んでいる小国町です。「もう在宅生活が限界」という状況に、「いつ、なるのか時間の問題」という高齢の一人暮らしの方がたくさんいます。

 

 私は、町外に住みたいからという人以外は、「一人暮らしが限界になったから」「介護施設がいっぱいだから」と、町外に行かなければならない。というのは絶対にさけなければならないと思っています。

 

 そんなこと言っても「面倒してくれるところが町外の「施設」しかないから、しょうがない」という現状を変えて行きたいと思います。

 それが、共生ホームおひさま を開設すれば解決するのに、NPOの財政を考えると簡単には行かない。

 3番目のホームを何とかしたい。

 ちょっと、焦っています。

障がい福祉と高齢者福祉に全力!

現在、どんなことをしているのか紹介します。

現在、特定非営利活動法人(NPO法人)まんまるの施設長です。

法人の概要

障がい福祉事業

 ・特定・一般相談支援事業所(地域生活サポートセンターつぐみ)

   障がいのある方や保護者の方からの相談を受ける事業所です。

    介護保険のケアマネと同じような業務

 

 ・地域活動支援センターみらい

   障がいのある方が通所する「ディサービスセンター」です。

   

 ・就労継続支援B型事業所まんまる

   障害のある方の就労をめざして継続して支援する事業です。

 

 ・グループホーム事業

   障がいのある方が生活し、日常生活全般のことについて自立でき るように支援する事業

    町内に5か所開設しています。

      ひまわり寮       定員6名  5名利用

      しゃくなげ寮      定員5名  5名利用

      コスモス寮       定員4名  3名利用

      さくら寮         定員4名  2名利用

      たんぽぽ寮      定員4名  4名利用

 

 

老人福祉事業

 共生ホームおひさま開設

  介護保険を使わないことで、誰でも利用できる「小さな老人ホーム」です。

  岩井沢ホーム   定員6名   5名利用

  幸町ホーム    定員6名   6名利用

 

以上の事業を小国町内で展開しています。

 これから少しずつ紹介していきます。